矢野が番手戦をきっちりモノにした。号砲で見合った状態から藤田が誘導を追う。初手は藤田―吉原の南関勢が前受け、山本―小川圭―小川巧が中団、鈴木―矢野―兵藤と続き単騎の安東が最後方で周回する。赤板１角からまずは鈴木が上昇。合わせて山本も動き打鐘前から先行争いかに、山本は引き鈴木が先頭へ。一方で８番手まで下げた藤田が打鐘３角からカマしていくとホームで先制。出切った藤田は緩めて後ろを見やるが、山本は７番手で構えて動かず。これで藤田は腹をくくって逃げていくが、絶好の３番手となった鈴木が２角から仕掛けると、バックですんなりまくり切る。関東３人に安東まで出切り、ようやく３角から山本が踏み上げるが３着まで。鈴木の仕掛けに乗った矢野がゴール前で抜け出し、昨年７月に続き地元戦連覇を遂げた。