一昨年にはＡ級陥落も味わった藤原が実に12年８月弥彦以来のＳ級Ｖを飾った。初手は山本―濱口―大久保、菅原―米澤―小川、矢野―藤原―佐久間で周回。レースは早めから動き、後ろ攻めの矢野が赤板前に誘導を下ろし先頭に立つ。菅原もこれに続き、山本は後方へ。矢野は人気の山本を７番手に置いて、絶妙なペース配分で駆けていく。山本は最終ホーム過ぎから詰めた勢いで強引に仕掛けるも思ったほど進まない中、合わせて２コーナーから菅原が中団まくり。山本が不発となる一方、スピードに乗った菅原は、藤原のけん制も乗り越えていく。そのまま矢野まで捕らえるかに思われたが、踏み直した矢野が合わせ切ってしまう。最後は番手有利に藤原が抜け出した。矢野が２着に粘り関東ワンツー。３着には直線外を伸びた小川が入った。