芦澤大が縦横無尽に
縦横無尽に立ち回った芦澤がV。見合ったスタートから新山が誘導を追っていく。初手は新山―佐藤―小野の北日本トリオに笠松が新山の番手に競り、小川―新井―柏野が中団、古屋―芦澤の関東90期コンビが後攻めで周回を重ねる。青板2センターからまずは古屋が上昇し、これに小川も続く。6番手まで下げた新山だが、すかさず打鐘前から巻き返す。新山が打鐘2センターで古屋を叩く一方で、後位の競りは内の笠松が踏み勝ち制す。しかし、待ち構えていた芦澤が、口の空きかけた笠松を2センターで退かすと、内を掬ってきた小野もキメて、古屋を新山の番手に入れる。援護を失った新山だが意を決してホームからスパート。小川は後方で動けず、勝負は前の3人に絞られる。最後は中を割った芦澤が、接戦のゴール前勝負を制した。