佐藤悦が直線強襲!!

佐藤悦夫
号砲で飛び出した山田に木本が付けて前団、佐藤―江連で中団に入り、単騎の池田が4番手、小嶋―有賀―伊藤―島野の長いラインが後攻めで隊列は落ち着く。赤板から小嶋が上昇すると、山田は誘導を斬ってこれを突っ張る。ひるんだ小嶋は6番手に戻り、打鐘過ぎの3コーナーから再び仕掛ける。だが、この動きを確認した山田も一気にペースを上げて、小嶋を合わせ切る。外に浮いた小嶋は苦しくなり、中部4車は総崩れ。山田が快調に逃げる中、池田が最終3コーナー、5番手の位置から外をまくり上げるが、3番手を確保していた佐藤がこれに合わせて早めの追い込み勝負。直線中コースを鮮やかに突き抜け、今年2度目、約半年ぶりの優勝を飾った。佐藤に続いた江連が2着で栃木ワンツー決着。外を諦めずに踏み続けた池田が3着。