吉本卓が久々のⅤ

吉本卓仁
吉本が15年7月の青森以来となる1年8カ月ぶりの優勝を飾った。レースは吉本―小岩―前反、齋藤、大木、立花、永井―近藤―児玉の順で周回を重ねる。赤板過ぎの1角から永井がゆっくり上昇。打鐘前に誘導を交わして先行態勢に持ち込む。吉本はすんなり7番手まで車を下げて、単騎の3人が中団に収まるが、5番手の位置で齋藤と大木がバッティング。これを嫌った大木が最終ホーム前で内をすくい、永井の番手勝負に出る。大木を強引に押し込んだ近藤が番手を死守するが、前との車間が少し空いてしまい、苦しくなる。2角手前から吉本が反撃。全くけん制を受けることなく7番手から鮮やかなスピードで前団を抜き去って快勝した。続いた小岩は追走いっぱい。2センターで3番手の前反をどかした齋藤が小岩を交わして2着に入った。