水谷の頑張りに応えて林が地元優勝を手にした。初手の並びは八谷―大坪―山中、水谷―林―有賀、中田―佐藤、土屋で周回を重ねる。赤板前から中田が佐藤を連れて上昇。土屋と水谷も続き、八谷は車を下げて４番手の内で止まる。すると、外の水谷は腹をくくって打鐘から先行勝負に出る。７番手になった八谷は、すかさず巻き返しを図るが車は進まず、もう一度７番手に戻る。一方、水谷はどんどん加速し、隊列は一本棒で最終周回へ。水谷が懸命に逃げる中、中団４番手の中田が２コーナーからまくり出る。しかし、林の好ブロックで失速。林は２センターから早めに追い込み、15年８月の西武園以来、２年ぶりの優勝を飾った。林を追走した有賀が２着に入り、３コーナーから大外を踏んだ単騎の土屋がしぶとく伸びて３着に食い込んだ。