機敏に立ち回り江連和
初手は、岩本―田中―齋藤、阿部―荒澤、鈴木―江連―藤原、高間で周回を重ねる。鈴木が赤板前から上昇。1センターで誘導を降ろしてハナに立つ。岩本は7番手まで車を下げて態勢を整えると、打鐘の2センターからロングまくりで反撃に出る。鈴木はこの動きに合わせて踏み上げ抵抗するが、最終バックで岩本に力負け。すると、目標がまくられた江連は口の空いた岩本の後位に切り替えて直線勝負に。岩本は懸命に踏むが、後位から直線鋭く伸びた江連が現役23年目にしてS級初優勝を飾った。岩本は2着に粘り、江連をそのまま追走した藤原が3着に入った。