高橋和が好位から鋭く
高橋―渡邊健、山岸―宿口、伊藤、野口で並び、野口の番手は堀内と鷲田で初手から競り、鷲田に渡辺十が続く。赤板ホームで野口が動き出す。野口は合わせて踏んだ山岸を力づくで叩き、内競りの鷲田が堀内をさばいて近畿勢が野口に続く。山岸は野口ラインを出させたが、打鐘2センターから追い上げた高橋に4番手を奪われてしまう。後続の位置取り争いを尻目に、野口はグングンとペースを上げて最終回に入る。中団の高橋は冷静に最終3角から車を外に持ち出すと、必死に抵抗する野口をゴール前で逆転し、4月奈良以来、今年2度目のV。逃げた野口が2着に粘った。