大塚健が3年5カ月ぶりのV
稲毛健太-東口善朋が正攻法。稲毛の番手勝負を宣言した須藤誠は初手から東口に競りかけ、石毛克幸が続く。中団に坂本亮馬-大塚健一郎、松坂洋平-福田知也-近藤俊明が後攻めの並びで落ち着く。
青板の2コーナーから松坂が上昇を始めるが、前受けの稲毛は誘導員を交わして突っ張る構えを見せる。赤板で強引に押さえて前に出た松坂がピッチを緩めると、坂本が踏み上げて打鐘前に先頭に立つ。腹をくくった坂本は4コーナーからペースを上げて駆ける。6番まで下げた稲毛はまくり不発。2コーナー、3番手からまくった松坂を大塚が好ブロックで止めると、返す刀で鋭く追い込んで快勝。15年10月の佐世保以来、3年5カ月ぶりの優勝を飾った。逃げた坂本が2着に粘って九州ワンツー決着となった。