外を鋭く谷口遼が制す
冷静に立ち回った谷口遼平が、16年6月松阪以来の2度目のS級優勝を決めた。山崎賢人-瀬戸栄作、谷口-岡本総-金子貴志、古性優作、三登誉哲-桑原大志-湊聖二で赤板周回を迎えると、三登が上昇。三登は1センターで山崎に並ぶが、山崎は誘導を切って突っ張る。浮いた三登は谷口と併走を始めるが、後方から古性が踏み込んで3番手に割り込み、1車下がって4番手が取り合いに。この動きを見て流していた山崎はホームから加速。4番手は谷口が取り切った。2角から古性がまくるが、山崎も踏ん張り、両者並んで直線へ。自ら古性を止めに行った山崎だが、バランスを崩して急失速。古性も伸びず、古性の外を強襲の谷口がV。谷口を追わず、山崎と古性の間のコースを抜けた岡本が2着で中部ワンツーが決まった。