大森慶が待望のS級初優勝
大森慶一がデビュー17年目で待望のS級初優勝を飾った。レースは正攻法の根田空史に松坂英司-近藤俊明-大塚玲の南関4車で結束。以下は大坪功一、大森、取鳥雄吾-片岡迪之-西田雅志の順で落ち着き、周回を重ねる。
青板の3コーナーから取鳥がゆっくり上昇。単騎の2人がこれに乗り換え、根田はすんなり6番手まで下げる。取鳥がペースを上げずに打鐘を迎えると、根田が一気に巻き返して主導権を取る。ライン3番手の近藤まで出切るが、大塚は踏み出しで離れる。取鳥が4番手に収まり、内をすくって西田をさばいた大森が6番手で最終ホームを通過。2コーナーからまくった取鳥はほとんど車が出ない。3コーナーで外に持ち出した片岡も不発となったが、その後ろから内を進出した大森が直線で中を割って突き抜けた。番手絶好態勢から追い込んだ松坂が僅差の2着。逃げた根田は3着に敗れた。