椎木尾拓が好展開を生かす
後ろ攻めの酒井拳蔵は青板前の2センターから動いて5番手の野口裕史にフタをする。この状態からバックで踏み上げると、3コーナー過ぎに先頭に立つ。すかさず叩きに行こうとした野口だったが吉澤純平のあおりを受けて8番手のまま。先頭に立った酒井は赤板ホームから一気に踏み上げる。上がり切った前団のペースに野口は身動きが取れず。1センターからは山田久徳が番手まくりに出る。2コーナー、6番手から吉澤がまくるが、3番手の渡邉豪大の外でいっぱいに。吉澤を張りながら踏み込んだ渡邉も届かない。山田マークからゴール前抜け出した椎木尾拓哉が1月小田原以来となる今年2度目の優勝を飾った。