番手を回った石塚輪太郎が、まくってきた嵯峨昇喜郎に合わせて踏み込んで、昨年３月久留米に続くＳ級２Ｖ目をつかんだ。初手は、天田裕輝－中田健太、嵯峨－新田康仁－丸山啓一、石毛克幸、中野雄喜－石塚輪太郎－伊藤正樹で周回を重ねる。
　青板手前から上昇した中野は、嵯峨にフタをしてから赤板ホームで先頭に立ち主導権を握る。単騎の石毛が４番手に続き、５番手に天田、嵯峨は７番手で打鐘を迎える。グングンと加速していく中野に、嵯峨は最終１センターから反撃開始。中田や天田のけん制を乗り越えて好スピードで前団に迫ったが、石塚が３コーナーからタテに踏み込む。石塚は嵯峨をきっちり合わせ切ると、そのまま力強く押し切った。石塚後位の伊藤が２着に続き、嵯峨が３着でゴールした。