稲垣裕が新春V
稲垣裕之が20年のS級優勝一番乗りを果たした。初手の並びは藤井昭吾-澤田義和-中村一将、野原雅也-稲垣裕之、山本直-北村信明、山田諒-山口富生の順で落ち着く。
青板前から上昇しようとした山田に合わせて野原が踏み上げる。この動きに乗った山本が3コーナーで前に出ると、そのうえをすかさず山田が押さえるが、さらに藤井が巻き返して赤板の1コーナーから主導権を握る。この4番手を山本と山田で取り合っているところを野原が後方から反撃に出る。懸命に抵抗する藤井を最終2コーナーであっさり抜き去った野原に稲垣がしっかり続き、3番手以下はもつれる。番手絶好となった稲垣が直線で鋭く追い込んだ。稲垣後位にスイッチした澤田が2着。終始、外併走を耐えた山本が3着に食い込んだ。野原は直線で失速して4着。