坂井洋が得意のまくりでV
約40日ぶりの実戦も関係なかった。坂井洋が上がり11秒1の快速まくりで決着。F1戦を連覇した。
号砲で最内の佐藤博紀が迷わず出て、真船圭一郎-佐藤-開坂秀明-工藤政志の北勢が前受け。以下、鷲田幸司、坂井-真崎新太郎-柴田洋輔、森山智徳で周回を重ねる。
赤板入り口で坂井が上昇を始めるが、真船は突っ張って出させない構え。そのまま赤板過ぎに誘導を切った真船が先手を握る。一方、坂井は後方に戻って出直し。北勢の後ろに単騎の鷲田、森山が続き、坂井は7番手で一本棒に。後方からの巻き返しを警戒しながら、真船は最終ホーム入り口からスパート。鷲田、森山がそれぞれ前との車間を開けてけん制する中でも、じっと戦況を見ていた坂井が反撃に出たのは2コーナーからだった。真崎を置き去りにする強烈まくりで前団まで駆け上がった坂井は、番手の佐藤に何もさせずに直線入り口で北勢を飲み込む。懸命に切り替えて迫ろうとする佐藤を全く寄せ付けることなく坂井は押し切った。2着に佐藤で、3着は3角からまくり追い込んだ鷲田。