荒井崇が差し返す
今シリーズは3日間、自力型として戦った荒井崇博が1月高松記念でのブロック7以来のVを飾って復調をアピールした。
号砲で加倉正義が出て、原口昌平-加倉の福岡コンビが前受け。以下は、荒井-小岩大介、山形一気-原誠宏、三宅達也で周回を重ねる。赤板ホーム入り口から山形が動く。赤板過ぎに山形が前団を押さえると、すかさず荒井が四国勢の後ろに切り替えてきて3番手に収まる。引いた原口は6番手に。山形は流してスローペースとなるも、荒井にけん制されて原口は動けない。打鐘2センターまできたところで荒井が先にスパート。荒井は最終ホームで山形を叩いて主導権。ようやく原口も追って仕掛ける。踏み合いの末、3コーナーで原口がねじ伏せるが、加倉は、山形と小岩でモツれた3番手の外を乗り越えられず遅れていて、原口の番手には荒井がハマる。山形に踏み勝った小岩が続き、その後位に加倉。単騎でまくってきた三宅を小岩が止めにいくと、空いた内をすくって加倉はさらに一車上げる。このまま直線に入り、ゴール前では原口、荒井、加倉で横一線。まくられながら差し返した荒井が僅かに踏み勝っていた。