先行一車となった岩本俊介が好条件を生かしてＶ奪取。８月松戸記念を含め今年４Ｖ目となる。
　号砲で岩本と藤原憲征が飛び出す。単騎の藤原が岩本を下げさせて正攻法の位置を確保し、その後ろに岩本－近藤隆司－和田健太郎－大塚英伸の南関勢。坂口晃輔－笠松信幸の中部勢は初手から岩本の後位で近藤、和田に競りかけていく。岩本は当然なかなか仕掛けず、打鐘２センターからダッシュ。これに合わせて内の近藤をキメた坂口が続く。ホーム手前で出切った岩本に対し、今度は藤原が飛び付くが、軽くいなして坂口ががっちり番手をキープし、遅れた藤原は３番手に収まる。近藤が１センターから追い上げにいくも、岩本のペースが上がっていて藤原の外までが一杯。２コーナーで近藤の後ろから動いた和田も、車が進まず不発に。結局、逃げる岩本に、坂口、藤原が続く態勢のまま直線に入り、岩本が追撃を許さず押し切った。