宮本隼が勢い取り戻す

宮本隼輔
ようやく自信を取り戻してきた宮本隼が決勝はまくり一閃。2月松山以来、今年2度目のVを飾った。
金ヶ江勇気-牧剛央、原口昌平-坂本健太郎、宮本-久保田泰弘、鈴木裕での周回。青板4コーナーから宮本が動き、赤板過ぎに前団を押さえる。鈴木は山口コンビを追わず、2コーナーでこの上を叩いた地元勢に乗っていく。宮本が4番手で、金ヶ江は6番手の態勢で打鐘。原口がまだペースを上げない3コーナーで金ヶ江は一気の反撃に出る。しかし、この動きを見ていた原口もペースアップ。踏み合いとなるも、原口は突っ張って出させない。結局、地元コンビが主導権を譲らず、金ヶ江は後退するが、3番手は内に降りてきた牧と鈴木でモツれる。そこを宮本が最終2コーナーまくりで襲う。ジワジワと加速していった宮本は4コーナーで原口をねじ伏せて先頭に立った。坂本は後ろが鈴木では仕事をできず、最後は内を鈴木に掬われたこともあって勝負圏外に。宮本に、3度マークの久保田、さらに鈴木が迫ってのゴール前だったが、宮本が堂々押し切った。