東口善が地元Vを決める
近況充実の東口善朋が、中井俊亮-野原雅也の103期コンビの後位から地元Vをゲット。意外にも18年12月前橋以来となる優勝で、次走の競輪祭へ弾みを付けた。
号砲で東口と大石剣士が飛び出すが、1枠の東口が正攻法の位置を確保。近畿勢の前受けとなり、中団に大石-渡邉晴智の静岡コンビ、木暮安由-竹内智彦のラインが後攻めで隊列は落ち着いた。青板バックで木暮が上昇。赤板手前で並び掛けてきた木暮に対し、中井は誘導を残したまま一旦下げる。今度は大石が上がってきて、近畿勢と併走してけん制してから、2コーナーでダッシュ。打鐘手前で木暮を叩いて先手を奪った。追って中井も中団まで上げると、渡邉のブロックを受けながら4コーナーから強引に巻き返して行く。大石も譲らず両者で激しいモガき合いに。踏み合いの決着がなかなか付かない中、最終2コーナーで野原がまくりに転じる。バック手前で先頭に立った野原には東口が続く一方、後続は反応が遅れて、V争いは野原、東口の2人に絞られる。ゴール手前で差し切った東口がV。2着は野原で、3着は何とか木暮が確保した。