菅田壱がまくり強襲
“内容的には今一つ”と本人が振り返った通りのレースではあったが、菅田壱道が冷静に力の違いを見せて決着。地元走路で今年6V目を飾って20年の競走を終えた。
大森慶一がスタートで出て、菅田-成田和也-大森の北日本勢が前受け。4番手に単騎の武藤龍生で、山中秀将-近藤保-岡本英之の千葉勢は後攻めになって周回を重ねる。赤板ホーム入り口から山中が上昇。1センターで前に出た千葉勢に武藤も切り替え、菅田は5番手に下がる。山中はしきりに後ろを見て北勢の動向を窺うが、菅田はどっしり構えたまま仕掛ける気配を見せない。結局、そのまま打鐘3コーナーあたりから山中がペースを上げて駆け出す。一本棒の態勢で最終2コーナーに入ったところで武藤が先まくり。菅田も追って仕掛ける。武藤は3コーナーで近藤の外まで上がってくるが、ブロックを受けて失速。しかし、スピードを貰った菅田はその外を伸びていく。山中を先頭に直線に戻ってきて、外に膨れた近藤に代わって岡本が抜け出すも、その外を菅田-成田で突き抜けた。