大競りを尻目に小原佑
4車そろった北勢が小原佑太-菅田壱道-竹内智彦-佐々木雄一で結束したことで、小原の先行一車の決勝戦に。岡村潤、河野通孝が小原の番手でジカ競りを宣言し、菅田の後位の竹内に対しても大坪功一が競りにいく非常に珍しいレースとなった。
号砲でゆっくり菅田が出て正攻法の位置に入る。前に小原、後ろに竹内-佐々木が入るが、宣言通り小原の番手は3人で競り、その後ろも競った状態で周回が続く。3車併走のアンコになるのを嫌った岡村、河野が一旦引いてまた上がってで入れ替わりをした以外は動きがなく、小原は打鐘まで誘導を使ってスパート。3車併走の真ん中にいた岡村は案の定遅れてしまい、菅田と河野の競りとなるが、2センターで踏み勝った河野が番手を単独をキープ。3、4番手に菅田-竹内と態勢が変わる。最終1コーナーで菅田が再度、番手に追い上げるが、2コーナーで強烈ブロックを浴びせて河野が退ける。菅田-竹内は浮いてしまい、内を掬って岡村が3番手に上がる。後続のモツれを尻目に小原は快調に逃げて直線へ。そのまま追撃を許さず、昨年8月立川以来で2度目のVを3連勝で飾った。2着は戦った河野がしっかり確保し、岡村は3着まで。