• 京王閣競輪場ナイター3/11〜3/13

SV FⅠ 京王閣 03/13

渡邉一が貫禄のV獲り

渡邉一成

渡邉一成

 前を任せた飯野祐太は不発となるも、渡邉一成に優位な流れは全く揺るがなかった。落ち着いて実力を発揮した渡邉は今年3V目をゲット。前走の取手決勝こそ単騎に泣かされたものの、7車立てのF1戦では敵がいない感じだ。
 やや見合ったスタートから渡邉が出て行く。飯野-渡邉-大槻寛徳-大森慶一の長い北日本ラインが前団を占め、眞杉匠-宿口陽一の関東勢が5、6番手、最後方に単騎の山中秀将で周回を重ねる。赤板手前で眞杉がダッシュすると、1コーナーでしっかり前団を押さえて先頭に立つ。山中はこの動きには乗らず、下げた飯野はすんなり3番手を確保。飯野、依然として最後方の山中はすぐさま車間を切って巻き返しのタイミングを図るが結局動かず、眞杉がそのまま先行態勢を取っていく。眞杉の掛かりに、宿口の車間を切って波を作っての援護にもタイミングを狂わされたのか、最終2コーナーからまくりにいった飯野は1車も進まず外を後退。山中も不発に終わる。しかし、冷静に詰めた渡邉は3コーナーから発進。合せて踏み上げる宿口を直線入り口で飲み込んだ渡邉は、大槻、大森を従えて貫禄のVゴール。

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