• 静岡競輪場F1シリーズ3/8〜3/10

SV FⅠ 静岡 03/10

長島大が堂々逃げ切る

長島大介

長島大介

 初日特選と全く同じメンバーで争われた決勝は、特選でカマして2着だった長島大介が今度は堂々の逃げ切りで、昨年9月弥彦以来となる今年初Vを手にした。
 号砲で、櫻井正孝、杉森輝大、高橋晋也の内枠3人が飛び出すが、スタート争いを制して杉森が正攻法の位置を確保。長島-杉森、成清、櫻井-竹内智彦、高橋-和田圭で周回を重ねる。赤板ホーム入り口から高橋が上がりかけるのを制し、櫻井が先に動く。1センターで櫻井が前団を押さえる一方、高橋は6番手に戻って出直し。すんなり3番手を手にした長島だったが、間髪入れずに2コーナーで仕掛けて出る。打鐘前に出切った栃茨コンビには櫻井が続くが、内を掬って成清が3番手を取り返す。櫻井は4番手に下がり、高橋は依然として6番手。その高橋は4コーナーから巻き返すも、察知した長島も一気に踏み上げていく。スピードが合ってしまった高橋は3番手の外あたりまで上がるのが一杯で成清と併走。櫻井は内に詰まって仕掛けのタイミングを逸する。そのまま最終2センターまで来たところで成清が内に入ってくる。北の両ラインの動向に気を取られていた杉森をドカして懸命に長島に迫ろうと力を振り絞った成清だったが、最後は伸び切れなかった。好ペースで駆けた長島が優勝し、2着にも差し返した杉森が入った。

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