• 平塚競輪場ナイター4/28〜4/30

SV FⅠ 平塚 04/30

杉本正が寸前で逆転

杉本正隆

杉本正隆

 「7車立てのレースになってから決勝に乗ったのは1回あったかな…」と話していた杉本正隆が、その昨年7月松戸以来の決勝で結果を出した。優勝となると、19年8月取手以来となる。
 号砲で嘉永泰斗が飛び出して嘉永-西田大志の九州勢が前受け。嶋津拓弥-杉本-稲村成浩のラインが中団を占め、佐藤一伸-齋藤登志信の北勢が後攻めとなって周回。青板3コーナーから動いた佐藤が赤板過ぎに前団を押さえると、すかさず嶋津も北勢に切り替える。引いた嘉永と併走となった嶋津だが、2コーナー入り口では前に踏み出していって打鐘手前で先手奪取。4番手に佐藤、嘉永は6番手で一本棒に。嶋津は後続の動きを窺い、4コーナーからペースアップ。嘉永が猛然と巻き返してくるが、最終1センターで杉本が好ブロックをお見舞いする。スピードが鈍った嘉永は杉本の外で併走。そこへ今度は佐藤が2コーナーまくりで襲い掛かる。しかし、嶋津の掛かりは抜群で、嘉永は2センターで力尽き、佐藤も嶋津に迫ることはできなかった。そのまま直線に入り、地元優勝目前だった嶋津を、杉本が微差で逆転。3着には最後方から直線だけで齋藤が伸びてきた。

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