• 奈良競輪場F1シリーズ4/12〜4/14

SV FⅠ 奈良 04/14

集中力高く稲川翔

稲川翔

稲川翔

 近畿から6名が勝ち上がった一戦は、隙のない運行で稲川翔がF1戦を連覇。目標不在も関係ない総合力の高さを示した。
 三谷竜生がスタートを取って、中井俊亮-三谷の地元コンビが前受け。稲川-神田紘輔の大阪勢が続き、以下は伊原克彦-東口善朋、福田知也で周回を重ねる。青板2コーナーで伊原が動く。福田はこれには乗らず、3コーナーで先頭に立った伊原に対して3番手が稲川と中井で併走になりかけるが、中井が引いて赤板へ。後続の動きを見ながら流していく伊原に、1センター6番手から中井が一気に反撃に出る。打鐘前には中井が出切って先手を奪い、3番手に伊原、5番手に稲川と態勢が変わる。空いた車間を詰めて最終1コーナーから伊原がまくると、すかさず三谷がブロック。この時に空いた内を稲川が容赦なく突く。2コーナーでは三谷を捌いて稲川が中井の番手に。意表を突かれた三谷は外に浮く一方、稲川は3コーナーからまくり発進。後ろでは三谷と東口が絡んで東口が落車し、三谷も車体故障を起こして下がっていく。これで2センターで中井を交わした稲川の勝利は動かぬものに。そのまま神田を従えて稲川が先頭でゴールし大阪ワンツー。3着には中井が粘った。

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