皿屋豊との即席ラインが機能。渡部幸訓が同じく竹内雄とラインを組んで勝った３月宇都宮Ｇ３以来の今年２Ｖ目をゲットした。
　号砲で村田雅一が出て、中西大－村田のラインが前受け。中団に近畿別線で三谷竜生－村上博幸－畑段嵐士、後方に皿屋－渡部で周回を重ねる。赤板ホーム入り口から皿屋が上昇。赤板過ぎに皿屋が先頭に立つと、引いた中西と、皿屋ラインに切り替えてきた三谷で３番手が併走になる。この併走を見ながら皿屋は流していき、最終ホーム入り口から一気にスパート。ペースが上がっても３番手の取り合いは決着がつかないままバックを過ぎ、３コーナー手前で外の三谷が遅れだす。コースが開いた中西が前に踏み出すと、２センターで渡部がけん制。村田をキメて中西の後位に切り替えてきていた村上がすかさず渡部の内をすくう。しかし、村上は勢いで皿屋の内まで差したが失敗で踏むコースを失った。直線に入り、今度は村上後位から皿屋と渡部の間のコースを突いて村田が伸びてくるが、凌いだ渡部がＶ。２着は村田で、３着には皿屋が粘り込んだ。