• 防府競輪場開設68周年記念周防国府杯争奪戦11/2〜11/5

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 防府 11/02

伊早坂駿一

伊早坂駿一

 今シリーズを2929着と2度のシンガリ負けを喫している伊早坂駿。大敗と背中合わせは変わらずだが、「今回からフレームを戻して、不安要素がなくなった」と言うように、成績以上に動きの良さが光った。4日間すべて先行策でスタイルを貫いた積極性は、高く評価できる。

 「もともと体の方は全然問題なかった。やっぱり自転車を戻して感触も良かったし、しっかり出し切れるようにですね。4日間、自分の競走はできたと思います」

巴直也

巴直也

 前々回のエボリューションでの経験を糧に意識改革が功を奏した巴直は、1612着。自力で2勝をマークすると、最終日の特秀では山中秀の快速まくりにきっちり付け切った。

 「(エボリューションで)ボスの後ろに付いて離れちゃった。自信があったんだけど、それを砕かれて悔しかった。それからは位置にこだわっている。やっぱり競輪は前々ですね。それで結果もついてきた。ダメな展開になっても凌げるように。収穫は自分のなかでかなりあった」

 7日に行われた地区プロでは郡司浩、和田真とともにチームスプリントを優勝。波に乗ってきそうで、今期のあと2カ月は目が離せない。

松岡健介

松岡健介

 「なんとかしたかった…。もう少し引きつけてと思ったのが裏目に出た」とは、新山響に飲み込まれ、記念初優勝がお預けになった松岡健。二次予選、準決では野原雅、稲毛健を目標に、番手から落ち着いた立ち回りで連勝を飾った。

 「(8月の)オールスターからフレームを換えて、本当はそれで一気に良くなるはずだったんですけど…。ちょっとズッコケちゃって、そこからいろいろやって、だんだん良くなってきた。それにしてもやっぱり(野原)雅也と稲毛の頑張りですよ。(番手で)当たって止めたりはできないけど、前が僕の持ち味をわかって走ってくれる。だから、そうやって止める以上のことを自分がしていかないと」

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