• 別府競輪場開設67周年記念別府八湯ゆけむりカップ12/2〜12/5

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 別府 12/02

小野俊之

小野俊之

 正あっせんの地元勢は3名。準優勝した大塚健をはじめ、それぞれが力を出し切った4日間だったが、悔しさばかりが残るシリーズだった。シリーズ2勝の小野俊でさえ、「悔しいことしかない」というのが4日間の感想だ。

 「2勝は素直に嬉しい。でも今回は狙ったところが違う。最低でも決勝だったし、行けてたんじゃないかなって感じはあった。レースのなかでの感覚は上がってきてるので、あとはやるだけ。というか絶対やる。この悔しさを忘れんようにですね」

小岩大介

小岩大介

 着こそまとめた小岩大だが、シリーズ未勝利に終わった。

 「最近の成績悪いのがなぜなのか今回で分かった気がする。根本的に脚が落ちてる。地元番組で走って勝てないのが決定的ですよね。今まで一人でやってきて、練習の頭打ちが見えた。メニューや環境を変えないと」

 動きがよかったのは小川祐、鷲田佳だ。小川は「練習方法を見つめ直して、それから」と前回の豊橋でも決勝に勝ち上がっていた。豊橋、別府と先行型泣かせの風が強いバンクで持ち味を発揮。また、冬場に向けた「トルク練習」が奏効した様子の鷲田も、「鷲田兄弟は(バンクが)重いほうが」と笑顔を見せる。ともにタイムの上がらない冬場は狙いか。

橋本智昭

橋本智昭

 落車もあって低迷が続いた橋本智は気配一変。「行ってもまくられたり、気持ちが乗ってなかった。でも今回は粘れたし、光が見えたかな」と連日、積極的な走りで存在感を見せた。

 最終日にようやく勝ち星を挙げたのは佐藤友。「点数を落としすぎてヤバい」と苦笑いするが、「ハンドル回りがしっくり来なくて、レース直前にもいじったりしてた。状態は悪くないと思ってたので、最終日は考えすぎないようにした」。迷いを断ち切った最終日は突っ張り先行で逃げ切った。

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