ピックアップ GⅠ 前橋 10/05
脇本雄のG1連覇で幕を下ろした寬仁親王牌。これで今年のG1は11月の競輪祭を残すのみ。年末の静岡グランプリ出場をかけた賞金争いも佳境を迎えている。賞金ランキング7位の武田豊、8位の原田研ら当落選上にいる選手たちにとってはこれからの一戦一戦が勝負になる。
今大会はドームの33バンクで超高速バトルが展開。例年以上に落車事故が多かった。そのなかで次代を担う若手機動型が存在感を放った。南潤は初日理事長杯からのスタート。シリーズを通して先行を貫き、2連対を果たした。
「4日間、先行できたのは良かったです。準決勝は逃げ切れる展開だった。最終日が一番いいレースだったし、それくらい踏めれば良かったんですけどね。もう少し脚をつけて、余裕を持って戦えるようにしたいですね。流れの中でうまく仕掛けられるように。これからも体を大きくして競輪選手っぽい体を作っていきます」
山崎賢はシリーズ3勝を挙げた。準決勝は脇本雄にまくられて大敗。ビッグ3連続優出はならなかったが、貴重な経験を積んだ。同期の南と切磋琢磨しながら、これからの競輪界を盛り上げていく。
「ビッグレースに慣れてきたけど、まだまだ力は足りないですね。やっぱり組み立ても甘かったし、もっと勉強しないといけない。普通に先行しても脇本さんには通用しない。競輪祭は地元地区のG1なので、しっかり考えて練習して、力をつけたい。次は決勝に乗りたいですね」
佐々木豪は一次予選で敗退したが、3日目は豪快にまくってG1初勝利を飾った。最終日も単騎でまくってシリーズ2勝。
「今回は初日、2日目がダメだったけど、仕上げてきていたので。(9月)小倉でブフリのセッティングを見て
意識を改めた。今回
だけでサドルを7ミ
リ上げて、今までと
は別物なんですけど、
力が入ります」