• 四日市競輪場開設67周年記念泗水杯争奪戦12/1〜12/4

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 四日市 12/01

 競輪祭から中4日と過酷な日程のなかで行われた今シリーズ。菅田壱、太田竜、成田和、椎木尾拓、志智俊、岡光と競輪祭組は6人も途中欠場を余儀なくされた。ナイターによる初のG1、6日間での5走は、想像以上のダメージを選手に残した。そしてその両シリーズで優勝を遂げた浅井康もまた、我々の想像を超えた“超人”なのだろう。

山中秀将

山中秀将

 「競輪祭組の事故も多かったし、自分も頭がフワフワしていた」と、振り返ったのは山中秀。二次予選大敗も3日目、最終日を連勝で人気に応えた。

 「いまの力のなかでは、いい方だったんじゃないですか。体力が落ちてきているんで底上げをしないと、特別(G1)で戦うには足りない。全日本選抜にはもう2カ月しかないし、一番は(来年5月の)地元の松戸ダービー。そこまでになにができるか考えたい」

吉田拓矢

吉田拓矢

 2日目から「感触が格段に良くなった」のは、吉田拓。前後のギア枚数を変え、体の使い方を意識をしたことで手応えをつかんだ。

 「今回は得るものが多かったです。体にしても、忘れてたところをまた意識してってやったら良くなった」

坂口晃輔

坂口晃輔

 坂口晃は、準決で落車の憂き目も最終日に白星。地元で最後まで気持ちを切らさずに、責務を全うした。

 「体も自転車も大丈夫だった。(落車で)ここから崩れるのではなく、最低キープしていかないと。徐々にいい感覚がつかめているので、それを伸ばしたい。次の四日市記念まで大ヒットを飛ばして、また呼んでもらいたいですね」

 昨年はチャレンジを経験した庄子信は、準決までコマを進めて見せ場をつくった。

 「二次予選も初めてですからね。準決では王者(浅井)とも走れたし、ヨシとします(笑)。ただ、自力じゃ足りない」

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