ピックアップ GⅢ 宇都宮 05/19
金子幸央
初めての地元記念決勝へと挑んだ金子幸央。アマチュア時代からよく知る眞杉匠との初連係が、大一番で実現した。だが、歓喜の瞬間は、するりと手から零れ落ちた。悔しさに肩を落としながらも、弟分との初めてのレースを振り返った。
「とにかく眞杉が僕を競らせないようにって一念で頑張ってくれたのに、情けない。眞杉の掛かりがよくて(中川)誠一郎さんは止まったと思ったけど、ヨコの誠一郎さんが気になって振ったら、内には吉田君がいて…。自分の脚のなさと、技術のなさが全部出た。アマチュア時代から何年も一緒に練習してる眞杉と、地元記念の決勝を走ってるんだと思うと、周回中から感慨深かった。楽しいレースでした。レース後も、眞杉と楽しかったねって話してたんですよ。またいつか眞杉と連係できるように。その時までには、ワンツーを決められるように、脚も、技術も、磨いていきたい」