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読売新聞社杯全日本選抜競輪

レース展望

大会連覇を狙う郡司

 今年のG1第1弾・第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪は、2月20日~23日の日程で取手競輪場に於いて開催される。郡司浩平、平原康多、吉田拓矢、古性優作らSS班9名をはじめとして新田祐大、浅井康太、深谷知広、中川誠一郎、原田研太朗など全国各地から強豪が集結。4日間に渡り熾烈なバトルが繰り広げられる。年末に行われるKEIRINグランプリ2022の出場権を真っ先に獲得するのは果たして誰なのか?

 今年もいよいよG1戦線の幕が上がる。全日本選抜競輪の舞台は17年大会以来、5年ぶりとなる取手競輪場だ。SS班が勢ぞろいとあって、優勝候補は5指に余るが、この大会連覇を狙う郡司浩平を本命に推した。今年の郡司は初戦の1月和歌山記念で4連勝していて、最高のスタートダッシュを決めた。続く同月豊橋記念着の動きも良好で、とても順調に来ている印象だ。自力攻撃の破壊力には素晴らしいものがあるし、番手戦もそつなくこなすので安定感は抜群。最も信頼性が高いとみた。
 平原康多、宿口陽一、吉田拓矢と3名のSS班を擁する関東勢は強大な戦力だ。大将格の平原は1月立川記念で落車のアクシデントに見舞われたが、同月大宮記念は4連勝で地元ファンの期待に応える激走を演じ、体調の不安を一掃した。昨年のグランプリと同様に3車で好連係を決めれば平原の単は大いにある。この大会の相性も良く、13年、当所で開催された17年と2Vを飾っている。吉田は地元のG1とあってはいつも以上に気合が入る。初のSS班となった今年は、1月立川記念でVスタートと滑り出しは申し分なかったが、同月大宮記念で落車し左膝膝蓋骨脱臼。仕上がりには不安も残る。
 昨年はグランプリ、オールスターを制覇して賞金王に輝いた古性優作。今年初戦の1月和歌山記念の動きはやや物足りなかったが、同月高松記念着は切れが戻っていた。本番はベストの状態で臨んでくるはず。脇本雄太が不在で近畿勢は総合力ではやや劣勢ながら、グランプリを単騎戦で勝っているので評価を下げる必要はない。持ち味である強気の自在戦が奏功なら単十分。
 松浦悠士、清水裕友の中国ゴールデンコンビは両者ともに順調に来ている。松浦はまだ決勝では結果が出ていないものの、1月和歌山記念、同月高松記念は危なげなく優参している。清水も1月立川記念は積極的に動けていたし、同月豊橋記念は着と好成績だった。中四国勢では原田研太朗が注目株だ。12月防府の準決から1月は高松、松山、豊橋記念と勝ちっぱなし。2月松山でも初日特選を制していて、連勝を13まで伸ばしている。素晴らしいスピードを披露しているので、G1初Vを達成しても不思議ではない。
 北日本勢も戦力は整っている。佐藤慎太郎、守澤太志のSS班2名の追い込み型に自力型はスピード非凡な新田祐大、新山響平。佐藤は相変わらず安定感が高く、1月は記念を3場所走り確定板を外したのは1回しかない。新田も1月立川記念着の走りは力強かった。好連係を決めれば北日本勢から優勝者が出る場面もありそうだ。
 SS班は不在の九州勢ながら中川誠一郎、園田匠、北津留翼、山田庸平ら個性派の健脚がそろう。ツボにはまれば台風の目と化すことも。
 中部勢では1月立川記念着など、快速を披露している浅井康太に注意したい。

推奨選手

  1. 山田久徳 (S級1班 ・京都)

     昨年は競輪祭でG1初の決勝進出を果たした。今年も勢いを持続していて、1月奈良で優勝すると、同月高松記念では古性優のまくりを差して連続優勝を達成。ムードは最高潮なので、自在脚を駆使しての上位進出が期待できる。

  2. 柏野智典 (S級1班 ・岡山)

     12月佐世保記念着、1月松山着など、鋭い差し脚を発揮して成績を高いレベルでまとめている。昨年の競輪祭では一次予選2で勝ち星をゲットするなど、ビッグレースでは人気以上の成績を残しているので注意したい。

  3. 野原雅也 (S級1班 ・福井)

     高いトップスピード、鋭いダッシュ力を生かしたまくりは破壊力満点。昨年は寬仁親王牌で初のG1優参を果たした。今年はまだ優勝には手が届いていないものの、1月向日町、同月小田原は連勝で優参していて調子も良好だ。

出場予定選手

級班 選手名 府県 期別 年齢 戦法
SS 守澤太志 北日本 96 36 追捲
SS 佐藤慎太郎 北日本 78 45 追込
SS 吉田拓矢 関東 107 26 逃捲
SS 平原康多 関東 87 39 自在
SS 宿口陽一 関東 91 37 自在
SS 郡司浩平 南関東 99 31 捲逃
SS 古性優作 近畿 100 30 自在
SS 松浦悠士 中国 98 31 自在
SS 清水裕友 中国 105 27 逃捲
S1 大森慶一 北日本 88 40 追捲
S1 新山響平 北日本 107 28 逃捲
S1 小原佑太 北日本 115 25 逃捲
S1 永澤剛 北日本 91 36 追捲
S1 佐藤友和 北日本 88 39 自在
S1 大槻寛徳 北日本 85 42 追捲
S1 菅田壱道 北日本 91 35 自在
S1 齋藤登志信 北日本 80 49 追込
S1 阿部力也 北日本 100 33 追捲
S1 竹内智彦 北日本 84 44 追捲
S1 内藤宣彦 北日本 67 50 追込
S1 渡邉一成 北日本 88 38 逃捲
S1 成田和也 北日本 88 42 追込
S1 佐々木雄一 北日本 83 42 追捲
S1 小松崎大地 北日本 99 39 逃捲
S1 新田祐大 北日本 90 36 捲逃
S1 山崎芳仁 北日本 88 42 自在
S1 杉森輝大 関東 103 39 自在
S1 吉澤純平 関東 101 36 逃捲
S1 神山拓弥 関東 91 35 追捲
S1 眞杉匠 関東 113 23 逃捲
S1 長島大介 関東 96 32 捲逃
S1 雨谷一樹 関東 96 32 逃捲
S1 坂井洋 関東 115 27 逃捲
S1 佐々木悠葵 関東 115 26 逃捲
S1 木暮安由 関東 92 36 追捲
S1 森田優弥 関東 113 23 逃捲
S1 武藤龍生 関東 98 30 追込
S1 黒沢征治 関東 113 29 逃捲
S1 河村雅章 関東 92 38 自在
S1 末木浩二 関東 109 30 逃捲
S1 柿澤大貴 関東 97 32 自在
S1 諸橋愛 関東 79 44 追込
S1 鈴木裕 南関東 92 37 捲逃
S1 根田空史 南関東 94 33 逃捲
S1 中村浩士 南関東 79 44 追込
S1 和田健太郎 南関東 87 40 追捲
S1 松谷秀幸 南関東 96 39 自在
S1 松井宏佑 南関東 113 29 逃捲
S1 東龍之介 南関東 96 32 追込
S1 内藤秀久 南関東 89 40 追込
S1 松坂洋平 南関東 89 39 捲逃
S1 和田真久留 南関東 99 30 自在
S1 小原太樹 南関東 95 33 自在
S1 渡邉雄太 南関東 105 27 逃捲
S1 深谷知広 南関東 96 32 逃捲
S1 大石剣士 南関東 109 26 逃捲
S1 山田諒 中部 113 23 逃捲
S1 浅井康太 中部 90 37 自在
S1 谷口遼平 中部 103 28 逃捲
S1 柴崎淳 中部 91 35 捲逃
S1 坂口晃輔 中部 95 33 追込
S1 寺崎浩平 近畿 117 28 逃捲
S1 野原雅也 近畿 103 28 逃捲
S1 山田久徳 近畿 93 34 自在
S1 村上義弘 近畿 73 47 自在
S1 稲垣裕之 近畿 86 44 自在
S1 三谷将太 近畿 92 36 追込
S1 三谷竜生 近畿 101 34 自在
S1 東口善朋 近畿 85 42 追捲
S1 稲川翔 近畿 90 37 追捲
S1 南修二 近畿 88 40 追捲
S1 松岡健介 近畿 87 43 捲逃
S1 村田雅一 近畿 90 37 追込
S1 取鳥雄吾 中国 107 27 逃捲
S1 柏野智典 中国 88 43 追込
S1 岩津裕介 中国 87 40 追込
S1 三宅達也 中国 79 44 追捲
S1 町田太我 中国 117 21 逃捲
S1 桑原大志 中国 80 46 追込
S1 池田憲昭 四国 90 39 追込
S1 香川雄介 四国 76 47 追込
S1 福島武士 四国 96 36 追捲
S1 阿竹智史 四国 90 39 自在
S1 小川真太郎 四国 107 29 自在
S1 原田研太朗 四国 98 31 捲逃
S1 小倉竜二 四国 77 45 追込
S1 太田竜馬 四国 109 25 逃捲
S1 高原仁志 四国 85 41 追込
S1 山中貴雄 四国 90 38 追捲
S1 門田凌 四国 111 27 逃捲
S1 橋本強 四国 89 37 追込
S1 園田匠 九州 87 40 追込
S1 北津留翼 九州 90 36 捲逃
S1 小川勇介 九州 90 37 追込
S1 野田源一 九州 81 43 自在
S1 坂本健太郎 九州 86 41 自在
S1 山田庸平 九州 94 34 自在
S1 荒井崇博 九州 82 43 追捲
S1 山田英明 九州 89 38 自在
S1 井上昌己 九州 86 42 追捲
S1 山崎賢人 九州 111 29 逃捲
S1 菅原晃 九州 85 42 追捲
S1 中川誠一郎 九州 85 42 自在
S1 上田尭弥 九州 113 24 逃捲
S1 中本匠栄 九州 97 34 自在
S1 嘉永泰斗 九州 113 23 逃捲
S1 伊藤颯馬 九州 115 22 逃捲
S2 鈴木竜士 関東 107 28 逃捲

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