片寄雄が混戦を制す

片寄雄己
混戦模様だが、好調維持する片寄雄己―萩原孝之の静岡コンビを中心視。本命に推す片寄は、6月地元静岡での準Ⅴを皮切りに、続く函館も準V、7月四日市着と確定板入りを連発。福井記念でも優出こそ逃すも、初日特選で脇本雄を突っ張り着外に沈めるなど着と存在感を示した。好機に仕掛けて出て、13年9月和歌山からあと一歩で届いていない優勝を今度こそもぎ取るか。萩原は共同杯や5月宇都宮記念を優出などG戦線で大活躍。まくり兼備のキメ脚に自信を増す近況だ。まずは片寄をしっかりと援護しゴール前勝負に持ち込む。
強烈ダッシュの黒田淳に、星島太の地元勢も差はない。8月豊橋記念でも準決こそ深谷知に手も足も出なかったが、2勝をマークし健在をアピールした。熟知の走路で、得意のまくりを決めてみせるか。7月地元福井記念で1着の野原雅也と、市田佳寿浩の福井勢、櫻井正孝、坂本貴史の北勢もV争いに名乗りを上げる。