吉田健に地元V期待

吉田健市
オールスター直前で傑出者不在の中、狙いたいのは地元の吉田健市だ。今期に入りF1戦は毎場所優参、8月小田原記念も準決進出と安定感は高い。4月小倉ではS級初優勝を飾っており、今節はその決勝で連係した伊藤裕貴と同配分。ここも伊藤を巧操縦し鋭脚を伸ばしてくるか。その伊藤もまだS級優勝こそないものの、寬仁親王牌でハイレベルなG1を初体験し、直後の7月四日市記念3着と気合の入った走りをみせていた。ホームの島野浩司も含め、中部で確定板独占へと導きたい。
北勢が怖い。坂本貴史は5月平でパーキンス、稲垣裕ら相手にV。親王牌も2勝と勢いは本物だ。佐藤一伸も白星を重ねており、呼吸が合えば同期ワンツーもいける。
総合力なら関東勢。矢口啓一郎、手島志誠、兵藤一也の強力群馬勢に、小原唯志まで控える。特に矢口は実績上位の存在だし、直近の8月福井で1着のまくりVと力をみせたばかりだ。こちらを中心視する手も十分。