稲垣裕が攻め抜く!

稲垣裕之
今年ラストG1の競輪祭で悲願のタイトル奪取に燃える稲垣裕之が本命だ。今年はビッグで優参続き。全日本選抜の決勝5着に始まり、共同通信社杯で決勝3着、高松宮記念杯で準Vと好成績を収め、ASでも着で今年4度目のビッグ優参。決勝は新田祐に道中絶好の3番手を取られ、またしても3着に終わったが、「反省するとこは反省して。最後のG1(競輪祭)を頑張って戦っていきたい」とレース後は前を向いていた。初のグランプリ出場も濃厚となり、G1タイトルに最も近い男として、ここで立ち止まってはいられない。伊藤保文は肋骨第6、7骨折からの復帰戦となったASでは一息だったが、ここまでに良化もあろう。京都ワンツーでしっかり決める。
寬仁親王牌でタイトルホルダーの仲間入りを果たした園田匠が逆転を狙う。親王牌後は落車続きで思ったような走りができていないが、地元での競輪祭へ向け稲垣同様に勝って弾みにしたい。今節は北津留翼という絶好の目標がいるのも好材料。その北津留はASで負け戦ながら2勝。ハマったときのまくりはトップクラスともそん色ない。位置取りも含めた総力戦で牙を剥く。
根田空史、望月裕一郎の南関コンビも侮れない。根田は9月岐阜記念初日特選で武田豊を着外に沈める会心の逃げを披露し2着。組み立て次第で上位とも互角の勝負ができる。また、金子幸央、神山拓弥、磯田旭の地元トリオも易々と優勝は譲れない。特にヘルニアから復活目指す神山に注目。