気迫を見せる芦澤大

芦澤大輔
今年の芦澤大輔は一味もふた味も違った。F1戦の1Ⅴのみだった昨年とは打って変わり、年頭からF1戦を立て続けに制覇。一時期調子を落としたが、夏場に入って再加速。12年5月の平塚以来の記念Ⅴを9月青森で果たすと、11月豊橋でもG3制覇。迫力を増すキメ脚で巡ってきたチャンスを次々とモノにしている。12月佐世保記念も準決は武田豊らと共倒れも動きの良さが目立っており、ここも城幸弘、金子哲大らの機動型を、定評あるヨコの動きで守り立て一年最後の戦いを締めくくろう。
九州勢も忘れてはならない。菅原晃は前半戦こそギア規制で迷走も後半に入り持ち直し、11月西武園では準Ⅴ。ここは流れに乗って自力を出し、荒井崇博と決めたい。
山賀雅仁は10月熊本記念、11月京王閣記念で優参と、復活はもはや本物。江守昇と千葉で連独占も狙える。
山田久徳は京王閣記念で落車と状態が懸念されるが、別線をねじ伏せるだけの実力があるだけに警戒。