地元は譲らぬ天田裕

天田裕輝
天田裕輝が新年も地元から好スタートだ。昨年は2月奈良記念を完全Vで記念初優勝を遂げるなど、一昨年のサマーナイト、オールスターで決勝へ駒を進めたことがフロックではないことを証明してみせた。競輪祭で準決進出、12月千葉を着など近況も上々。今年はもう一段上のビッグ制覇も視野に入れていきたい。昨年も1月当所からV発進を決めており、今年もカマシ、まくりで別線を一蹴し幸先良く優勝を決める。芦澤大輔も昨年は9月青森で12年5月平塚以来の記念優勝を果たすと、11月豊橋G3も制覇。吉田拓、鈴木竜と新鋭が次々と出てくる茨城勢の中でも存在感は増す一方。チャンスをしっかりとモノにするだけの差し脚を備えており、ここも天田を巧援護からゴール前勝負に持ち込む。
和田圭も昨年はキメ脚が冴え10月小倉、11月防府の連覇などF1戦では5Vと好結果を残した。12月佐世保記念でも着で優参。今年はグレードレースでの活躍も期待できそうだ。当所も9月に準Vと相性も悪くない。守澤太志も昨年は8月富山で初Vを達成、11月京王閣記念で準決進出と安定感は高い。好機に仕掛け連独占も。
山田久徳、三谷将太の近畿コンビも虎視眈々。山田は昨年共同通信社杯でビッグ初優参と成長を遂げた1人。落車の影響は気掛かりだが、坂口晃輔まで続けばラインも強固となり逆転も狙える布陣となる。渡部哲男や石毛克幸、伊勢崎彰大の千葉コンビもスジの機動型が勝ち上がればV争いも。