機動力上位の矢口大

矢口大樹
矢口大樹が3年ぶりの降級だ。S級では先行力を武器に奮闘。昨年はなかなか波に乗れず苦しんだが、9月高松の予選の白星を皮切りに、補充参戦した10月千葉記念で2勝。さらに、12月小田原を4着と優参を果たせるまでに調子を戻してきただけに、ここではⅤ争いの中心となろう。同県の須藤誠も降級初戦の1月宇都宮で準Ⅴ。決勝は番手まくりの須永優に切り替え猛追と、S級で培った冷静な判断力と俊敏な動きが光った。この千葉両者に永山英司まで加われば南関勢で上位独占も。
北勢が不気味だ。特に勝率5割に届かんばかりの坂本周作の機動力が侮れない。昨年は10月地元青森MNで完全Ⅴ、12月宇都宮で2着のⅤ2と、後半一気に調子を上げてきた。S級経験ある川津悠揮も、降級した前期は自在性を発揮し高いレベルで戦績をキープ。
近藤寛央は12月高知で落車も降級後初の地元戦なら気合入ろう。長年S級で戦い抜いた黒崎直行も貫禄みせる。