北津留翼推すも激戦

北津留翼
骨っぽい面々がそろい混戦模様も、まずは北津留翼から。一級品のスピードの持ち主で、昨年もG戦を含め勝ち星を量産し、完全Vが2回。ムラなイメージは抜けないが、意外と要所、要所をまとめているあたりは不気味だ。前回6月当所も着と連勝で優参しており、先行でも、まくりでもスイッチが入れば他を圧倒しよう。
新田康仁もⅤ圏内。14年競輪祭で骨盤骨折。しかし、1年後の11月京王閣記念で着と、記念でⅤ争いを演じるまでに復活した。百戦錬磨の兵らしく、先行も厭わぬ大胆な自在戦が売り。流れに乗った走りで、前述の競輪祭の落車以来の連係となる中村浩士と決めたい。
脂の乗ってきた高橋陽介も狙える。競輪祭の一予で中川誠らに逃げ切り勝ちと、ビックでも存在感をみせる機動力で立ち向かう。問題はラインの援護が手薄な点だけ。
復調気配の藤木裕の一発にも警戒。差し脚戻った山口富生も、弟子の松岡篤哉が完調で出走なら面白い。