反撃態勢整う井上昌

井上昌己
年またぎ開催に各地区の強豪が集うが、井上昌己を信頼する。親王牌の落車から低調だったが、12月地元佐世保記念は「しっかりやってきたし、バンクでモガいても最近で一番の感じがあった」と手応えをつかんで参戦。すると、V候補筆頭の武田豊、浅井康らが準決で脱落する強運も味方に、決勝では吉本卓、山田英の引き出しを受け、最後は内から抜け出し大会連覇を達成した。今節は自力戦も、復調なれば問題ない。9月別府をⅤ、11月静岡を準Vと差し脚冴える小岩大介がワンツーを狙う。
得点上位の諸橋愛も侮れない。競輪祭は1勝に甘んじたが、続く12月松阪はV。決勝は先行した池田勇を流石の動きでサポートし追い込んだ。15年は記念2回を含む5Ⅴと関東の追い込み型の第一人者として威厳を示した。今節も神山拓弥を目標か自ら好位に斬り込み鋭脚発揮だ。
他にも根田空史―石毛克幸の千葉勢や、高橋陽介―大槻寛徳の北勢など屈強な面々がⅤ争いに名乗りを上げる。