好調な山賀雅を信頼

山賀雅仁
ビッグネームは見当らなくても、好脚がそろって見逃せない一戦。実績や近況を考えれば、山賀雅仁―山田幸司―大西健士で結束しそうな南関勢が一歩リードか。本命に推す山賀は10月熊本記念から一度も決勝を外していない。その間の優勝はエボリューションの1回のみながら、1月平記念の準決で吉田拓―武田豊―諸橋愛、吉田敏をまとめて破ったまくりの破壊力は一枚も二枚も抜けている。展開のマギれが少なく、力で決着しやすい長走路なのも今のデキなら好材料だろう。山賀の仕掛けが早まれば山田の逆転も。山田も安定した近況で、同じく平記念では村上直と組み、吉田敏相手に二次予選を勝っている。
野原雅也―西岡正一の近畿勢が手強い相手となりそう。野原も12月佐世保記念の準決で武田らをまくりで撃破。YGPも力見せ付ける内容で3着。そして、1カ月のあっ旋停止明けの2月立川を3着。Vは伏兵佐藤朋にさらわれたが、更なる飛躍が期待される一年のスタートをいい形で切った。相手問わず先行主体に攻め切れる機動力はここでも魅力たっぷりだ。また、西岡も1月和歌山記念、2月向日町のG3開催を含め6場所連続で優参中と乗れている。
西村光太、永井清史と自力型2枚の中部勢もV争いに参戦。着実に復活ロードを歩む永井にとって13年6月豊橋以来のVは是が非でも欲しいところだ。1月高松記念で2連対の竹村勇祐の自在戦に、柴田洋輔も位置あれば一発狙える状態で侮れない。