追い風に乗る木暮安

木暮安由
強豪が顔をそろえて激戦だが、木暮安由を本命視する。今年は2月奈良記念までの5場所で2度の完全Ⅴ。さらに「体が動くようになって、思いどおりのレースができている」と失格、落車以外すべて確定板入りと動きが冴え渡る。「いい状態で来れた」と語ったダービーも、7番手まくりで白星発進と好調持続。今の状態なら援護手薄も関係なし。強烈なタテ脚と捌きでどこからでも届く。
根田空史も乗れている。2月静岡記念は着と悔しい準Ⅴも、決勝は神山雄が番手を主張と連日の動きは際立っていた。「うまく脚を回せてる」と体はベストな状態になりつつある。戦法も徹底先行に戻して迷いがなくなった。ガッツマーカー内藤秀久とワンツーなるか。
近畿は稲毛健太、西岡正一の和歌山勢に松岡健介、澤田義和と陣容豊富。特に稲毛は12月名古屋から7場所連続で優出と抜群の安定感で、レース内容も非の打ち所がない。大きく飛躍した地元の松浦悠士もⅤ候補の一人。