そろった北勢が中心

佐藤慎太郎
そろった北勢が強力。早坂秀悟はダービーでまさかの一予敗退に終わるも、その後は2連対としっかり修正を図っていた。ここは自慢のダッシュを効かせて主導権を奪い別線を制圧といこう。となれば佐藤慎太郎の出番。全日本選抜では着の準V、ダービーも準決進出と高い次元で安定している。早坂とは何度も連係しワンツー実績も豊富。全日本選抜は二予で連係。早坂を残すことができず反省を口にしていたが、その分も燃えていよう。北にはダービー着の動きが抜群だった紺野哲也に、安部貴之と早坂と同県の宮城勢もいるが、折り合い結束なら別線は苦戦必至か。
地元の後閑信一にも意地がある。2月防府では初日に落車しながら、気合で14年5月別府記念以来のV。しかし、ダービーは一予で敗退。落車明けでG1戦はさすがに厳しかった。それでも2日目一般1では盟友・池田勇の番手から鋭く抜け出し1勝。今節もまた、今期好調でダービーでも白星の矢口啓一郎と好目標がおり逆転を狙っていく。芦澤大輔も昨年は鋭いキメ脚を武器に9月青森記念、11月豊橋G3を制した実力者。まずは後閑を盛り立てつつV目指す。
藤木裕、柴崎俊光の中近勢も一筋縄ではいかない。藤木はダービーで準決進出。一予、二予はマーク戦も、準決では一転して川村晃、村上義の優参を引き出す男気の先行と自在性をアピール。また、ダービー一予で三谷竜―近藤龍を破った小埜正義のまくり脚にも警戒。友定祐己も一発秘める。