地元Vを狙う松坂英

松坂英司
好メンバーがそろったが、ここは地元の松坂英司を主役に据えたい。静岡ダービーを着で、10年のダービー以来のG1ファイナル進出。一予で直線鋭い伸びを見せると、二予、準決ではソツなく前の動きにきっちり続いた。今節は、連係多い根田空史を目標にチャンスを生かしたい。その根田は今年は優勝こそないが、2月静岡記念の準Vなど動きは良い。静岡ダービーでも一予で片寄雄の前を回ってワンツー。二予では渡邉晴―松坂を背に果敢な逃走劇で両者をワンツーに導き重責を果たした。今節は押し切りも十分。両者で連独占だ。
菅田壱道、伏見俊昭の北日本タッグの逆転も。菅田は4月高知記念で優参すると、流れのままに静岡ダービーでも一予の勝利を含む2連対。最近は番手の競走も増えてきたが自力でもまだまだ存在感を示している。実績はメンバー随一の伏見も好調さを取り戻している。5月別府では奥の手の番手まくりを発動し今年2V目を飾っている。
吉澤純平も有力なV候補。G1初出場の全日本選抜で2勝し3連対と、今年も上昇一途。名古屋ダービー、3月小倉と立て続けの落車はあったが、その後も力強い走りを披露していて問題なさそう。援護役が手薄でもスピードは一級品で侮れない。
椎木尾拓哉もしぶとく上位争いにからみそうだ。積極果敢な攻めを身上に、12月当所の2勝を含め連対多い岡崎智哉を目標に得たのは心強い。筒井敦史、佐々木則幸も谷口遼平あたりに付けられれば面白い。