南関勢中心にV争い

渡邉晴智
上位陣伯仲も田中晴基、山中秀将と機動型が2枚そろう南関勢がややリード。田中は静岡ダービーでも3日間確定板入りとまくり主体にビッグでも安定感高い競走を続ける。山中も昨年秋頃に若干調子を乱したが、10月地元千葉記念以降は再び好調を維持。今年に入っても得意のまくりを中心に白星を量産。ならば渡邉晴智に好機。地元静岡ダービーでは優参を果たし、決勝は新田祐マークから3着に。キメ脚の鋭さは健在だ。南関勢は武井大介も控えており、そろって勝ち上がりなら渡邉は千葉トリオを強力サポートも。優勝者は南関からになりそうだ。
南関勢を崩すなら佐藤慎太郎だ。全日本選抜で準Vと存在感を示すと、4月京王閣では連日早坂秀マークから鋭脚を発揮し完全V。箱田優樹が負傷欠場中でスジの目標は見当らないが、怖い存在であることは間違いない。
地元の近畿勢も互角の勝負。今や近畿屈指の機動型へと成長した古性優作を三谷将太がサポートする。