山信田学に時は来た
3連対率は6割越えと抜群の安定感を誇る山信田学に期待したい。14年に1年間S級を走ったこともあり13年11月大宮以来Vからは遠ざかるが、今期は7月松戸で準V、同月大宮で決勝3着と、的確な援護とキメ脚が光っている。落車負傷で長欠の笠松将太が復帰なら心強いが、松田優一が8月函館で復帰して着と結果を出したのは好材料。そしていざとなれば前記の松戸決勝で見せたような奥の手のまくりも出せる。高峰賢治、山崎充央とラインを固めるメンバーもそろい関東で確定板独占も。
川田忍、山内大作の南関勢も好勝負だろう。今年はまだ優勝がない川田だが、コンスタントに優参はしている。番手戦も増えたが、6月函館着で連日強敵を破ったまくりも威力十分。降級の山内は8月西武園まで優参なしと苦戦も、毎場所連対があり目標つかむと堅実だ。
積極性一番の相笠翔太を先導役に、工藤政志、杉浦康一が続く北勢も差はなく混戦に拍車をかける。