岡村潤が地元V狙う

岡村潤
上位陣は実力拮抗も、地元で負けられぬ岡村潤を主役に据える。6月別府で記念初優勝を果たすと、7月広島でもV。同月小松島、9月青森の両記念も準決に進出と安定感も増してきた。別府記念決勝で見せたような流れに沿って前々に攻め上がる走りでビッグでも存在感発揮。名古屋ダービーは2勝を挙げ、当所ダービーでも準決に進出している。ここも巧く立ち回り10年4月以来の地元Vに照準を合わせる。ガッツマーカー内藤秀久が岡村を盛り立てる。9月向日町記念では準決4着で敗退したが、7月福井記念は優参とG戦線での活躍も目立つ。岡村とG前勝負のワンツーといこう。
菊地圭尚、成田和也の北コンビの逆転も十分だ。菊地は7月函館記念でまたも準V、9月京王閣も着と勝ち切れていないものの、安定感は輪界でも屈指。自在性に富んだ競走で、実績なら同タイプの岡村を大きく上回る。ここもジェネラリストとしての威厳を見せる。成田も共同通信社杯で準決進出と完全復活へ歩みを進めている。
川村晃司が差なく続く。親王牌前の時点で賞金ランク9位とグランプリを狙える位置にいるだけに、一戦一戦に臨むモチベーションは高い。持ち前のパワーあふれる走りで相手をねじ伏せ、坂口晃輔と連独占も。
河村雅章の存在も見逃せない。高松宮記念杯でG1初出場を果たすなど成長一途。浦川尊明と上位進出を図る。まくりのスペシャリストの松川高大、池田良も近況良好でV争いをにぎわせる。