人気を集めるブフリ
今シリーズは第17回オランダ王国友好杯。ブフリ、ボスは母国の冠レースとあって気合が入る。本命にはブフリを推した。昨年のブフリは初来日ながら日本の競輪にすぐに馴染み、自慢のスピードを遺憾なく発揮。33走して5Vを含む26勝と8割近い単率をマークした。リオ五輪ではケイリンで銀メダルを獲得していて、競技でも素晴らしい結果を残したばかり。気分的にも乗っているはずで、優勝に最も近い存在だろう。ボスはロードレースに転向していたがトラックに復帰。4回の来日経験があり、計7Vの実績もある。07年に松戸のワールドグランプリを制した頃のレベルを維持しているのか疑問は残るものの、秘めたポテンシャルの高さは並大抵ではない。
日本勢では吉本卓仁、菅原晃の九州コンビに期待がかかる。最近の吉本は安定感に欠けるし、地元の菅原も好調時のような脚勢ではないが、外国勢に易々と優勝は譲れないところ。吉本が好発進を決めて意地を見せるか。