好目標を得た三谷将

三谷将太
競輪祭直後の開催でトップクラスは不在。そんななか、今年は競輪祭こそ出場できなかったものの、6つの特別競輪に参戦した三谷将太の戦歴はひときわ光る。しかも親王牌では準決に駒を進めている。以前から好位を確保するテクニックには定評があったが、差し脚にも威力を増してきた。ここは栗山俊介、中井太祐ら同県の機動型がいて条件も良く、中心視は順当か。
横山尚則、浦川尊明の茨城コンビを重視する手もある。最近は特に目立つヒットこそない横山だが、7月小松島記念では3勝するなど機動力は今節で一、二を争う。好発進を決めれば浦川とワンツー決着の場面もありうる。
地元の黒田淳の一発にも魅力を感じる。近況は可も不可もなしといったところだが、8月奈良では展開を味方に、上がり9秒5の快速まくりを決めて優勝している。主導権争いが激化してペースが緩むようなら、十八番のまくりが飛び出し地元V奪取も考えられる。