九州コンビが本線だ
熊本地震で甚大な被害を受けた熊本競輪場はまだ開催が不可能なため、開設66周年熊本記念に続き、F1戦が久留米競輪場を代替地として開催される。
主役を演じるのは松岡貴久だ。松岡はGレースでも存在感を示していて、8月豊橋記念はオール2着の準V、親王牌は前走の落車の影響で本来の動きではない中、それでも勝ち星をゲット。当然F1戦では圧倒的な強みを見せていて、9月は小倉、松山と6連勝を達成。主武器はスピード豊かなまくりだが、今節の上位陣は強力先行型が少なく、後ろが仕事人の大塚健一郎なら先行策もあるか。落車負傷していた大塚は2カ月ぶりに親王牌から復帰。まだ手探り状態だが、調整は更に進むはず。松岡の仕掛け次第では差し切って悪い流れを断ち切りたい。
南関勢も近藤隆司の調子が戻れば好勝負に持ち込める。一発あれば佐藤友和か。目立つ近況ではないものの、当所は冬季練習地で仕掛けどころは熟知している。